生きがいや楽しみを新たな形で
- nishiniigata-watto
- 6月20日
- 読了時間: 2分
6月初めの気持ちの良いお天気の日、施設の送迎車を洗っていたスタッフと、フロアで運動をしていたひとりの男性利用者の方と窓越しに目が合いました。
「何してんだ〜?」
「洗車してました〜!手伝ってくださ〜い☺️」とスタッフが声をかけると、
「これ(運動)終わったら行くさ〜」
と快く、運動もそこそこに(笑)、スタッフのもとに来てくださるご利用者様。
作業をしながら自然と弾む会話。
すでに免許は返納されていましたが、かつては車がお好きで、愛車仲間との集いや車のお手入れを楽しみにされていたそう。
年齢を重ねるにつれて、なかなか新しいことを覚えたり記憶を保持することが難しくなっていきますが、お好きだった車にまつわる思い出や、楽しかったご友人との思い出は、今も心にしっかりと残っています。
「昔は年末に車好き仲間と集まってたんだ。楽しかったなあ。」
「当初は珍しい車に乗ってた」
「洗車は月に一回はしないとダメだ」
会話は弾みながらも止まらない作業の手。車体を丁寧に洗い、拭き上げ作業、不慣れなスタッフにアドバイスまでしてくださるご利用者様。
洗車が終わった後、スタッフが「ありがとうございました。また来月もご指導お願いします😊」とお伝えすると、「来月の予約が入ったな。コーヒーの一杯でももらおうかな。」と素敵な笑顔。
夢中になれるほど好きだったこと、でも年齢や病気によって離れざるを得なかったこと。
その当時とはちょっと形は違うかもしれないけど、当時を思い出しながら、「生きがい」や「楽しみ」を別の角度からもう一度感じてもらえた時間だったのではないか、そう思わせていただいた時間でした。











コメント