諦めていたことを、一緒にもう一度
- nishiniigata-watto
- 7月7日
- 読了時間: 3分
「花のお世話はもうできないな…」
毎年自宅でひまわりを植えることを楽しみの一つにされていた男性がポロっと一言こぼす…
昨年まで毎年行っていたプランター作業も、今年は体力の心配から自信がないんだよなと…
言葉のままに受け止めれば、何とも寂しい話にも聞こえてくるけど、そんな時だからこそ、いつも思うことがあります。
皆さんお一人お一人の日常、それがどんな些細な事であっても、
「やらない」という選択は別として、「できない」「やれない」っていう言葉の裏には、
本当は気持ちのどこかで「やれるのであればやりたい」って思ってるんじゃないかなって…
好きなひまわりをどんな気持ちで植えて、育てていたのか…
話している顔にはすごく素敵な笑顔が溢れるから、それがより伝わる
そんな顔を見たら「STEPで一緒に植えましょうよ」となるわけで、話も盛り上がり…。
ご本人も快諾。種と土、プランターの購入から、土入れ、植え付けも全て行っていただきました。
植えた後は「何を植えたか名札があった方がいいな」
そんな一言からお手製の名札作りにも作業は発展。
「どんなの作ろうか?」「そうだ、パソコンって使ったことある?」「いや、やったことないな。」
「せっかくだからパソコン使って名札作ってみようよ」
ひまわりの写真選びから、文字打ち、印刷したものを加工し、名札も完成。
プランターに設置していただきました。
。
好きなことをしてる時、気持ちが高揚してる時って、好奇心を煽るのか、苦手だった事でもあっという間にクリアしていく。
体力が心配、そんな話はどこに行ったんだろう。
帰り際には、「(自分がいない日は)ちゃんと朝、夕に水やりしてね」とスタッフへの宿題も…
そんなこんなで、発芽を待つこと1週間…
小さな小さな芽が土の中から顔を出す。
ご本人に報告すると、嬉しそうな笑顔…
今はまだかまだかと、夏の開花を楽しみに待つ日々を過ごしているのでした…
些細な事でも「幸せ」を創る事の大切さ…
一見何の変哲もない、どこにでもあるような日常の一コマの様に見えるかもしれませんが、それでも諦めていたことや、苦手だったことにチャレンジするっていう姿勢を持てたこと、小さくもその成果を作ることができた事は、後のご自身の生活にとって大切な経験でもあります…
結局は何をやるかという機会以上に、その時間を通じて、どんな気持ちの変化があり、その上でどんな成果ができたのか…。
何かを諦めることは、今日、今にでもできるけれど、
何かを頑張ることのきっかけ作りや、分岐点を作ること、背中を押すことも僕らの大切な役割なんじゃないかなって思います。
そこで得た経験や結果、成果がその人にとっての小さくとも「幸せ」へと繋がるように、今日の運動を頑張っているという階段を上がる日々が大切な事なのかもしれないですね。























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