脱昔話!
「昔は皆んなで旅行に行ったもんだ」
「昔は〇〇さんとお茶飲みしてた」
「また行きたいなぁ」
「また会いたいなぁ」
「あの頃は楽しかったなぁ」
「でも、もう無理だねぇ」
「昔は…昔は…」
皆さんからよく聞く話。 一見どこにでもある風景。そんな『昔話』。
リハビリに来る理由や、リハビリを続ける理由として目標を持つ事はあたりまえに大切な事。
でも、それは気持ちを強く持つ事でもあり、小さな成果や結果の積み重ねから、その先に芽生える感情や願いだと思います。
そもそも元気が無い時には、目先の目標なんて持てやしないものですよね。
そんな皆さんお一人おひとりと話していると、この先の目標というよりは、もっと根底のにある、 「今の自分を元気にしたい」そんな気持ちがポロポロと溢れているようにも見て取れます。
さらには昨今のコロナ自粛から、人と人が会う機会も、外出も、楽しみも、様々な人の欲や願いを後送りにした事で、どんどんと気持ちは諦めが加速され、『昔話』は量産されるばかり。
今何を楽しみにリハビリをしているのか、 単純に気持ちを元気へと働きかける事、その思い起こしこそ、今大切にすることなんじゃないかって思います。
身体的理由は別として、 何かを諦めるという事は、単純にキッカケがないか、一歩の勇気が出ないという事も多くあります。
これ以上、皆さんの幸せや日常を「昔話」にしないために、今だからこそ、背中を押してあげられるWATTOでありたい!
いや、押しましょう!
「祭りで佐渡おけさ、毎年着物着て踊ったんだよね…」
鼻歌交じりに口づさみながら、記憶を辿るように踊り出す。
「いいじゃん!踊ろうよっ!」 「っていうか、浴衣着ようよ!」
少し恥ずかしそうに、袖を通していましたが、着替えが済むと…踊るわ、踊るわ、やる気が放出。 満面の笑顔。
「よし、そしたら数年ぶりに祭りに出かけるぞ!」 ってな事で、内野まつりに参加決定!
少しの時間でもいい。
その一歩が今日の幸せをきっと生むから。
だから今をとことん楽しもう。
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